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呼吸と循環3

生命維持には欠かせない「循環」についてのお話をします。

これがすべてではありませんが、大切なことだけをピックアップして紹介します。

 

「循環」の源は「心臓」です。

人の身体の中で、血液が心臓を起点に循環しています。

心臓には4つの部屋があり、「左心房」、「左心室」、「右心房」、「右心室」の順に巡っていきます。

 

左右それぞれの心房と心室は「弁」で区切られているだけなので、部屋を移動するイメージです。

血液は左心室から大動脈動脈を通って全身に運ばれ、静脈大静脈を通って右心房へ戻り、右心室からへ運ばれます。肺から左心房へ戻り、再び左心室から全身に運ばれるというサイクルが循環の基礎です。

参考(時事メディカル)

上の図には表記されていないのですが、各臓器や細胞の隅々まで毛細血管が張り巡らされています。

 

全身を巡る血液は、筋肉脂肪などの細胞で「酸素O2」を消費して「二酸化炭素CO2」を排出します。

各臓器へも分散して運ばれ、肝臓では解毒作用、腎臓ではろ過作用、すい臓では分解などそれぞれの働きに酸素が使われ、二酸化炭素の多い血液となって静脈を通り心臓(右心房)へ戻ります。

 

戻ってきた血液のすべてが右心室より肺へ送られ、肺胞の毛細血管で「拡散」というCO2とO2の入れ替えが行われ、きれいな血液(O2をたくさん含んだ血液)になって心臓(左心房)へ戻り、また左心室から全身へ運ばれていきます。

 

これが循環の大まかな話です。

ご理解いただけたでしょうか?

しかし、さらに大切な「毛細血管の働き」については次の機会に